目指したのはユーザーの冒険心をさらに駆り立てるカスタマイズの実現。レクサスがジャオスと協業して製作した「GX550“OVERTRAIL”JAOS ver.」を初公開
レクサスは2024年1月12日、東京オートサロン2024において、4WD&SUV用パーツの開発を手がける老舗ブランドのジャオス(JAOS)と協業して製作した「GX550“OVERTRAIL”JAOS ver.」を披露した。
ベース車は2024年内に日本市場への導入を予定する新型レクサスGXのGX550“OVERTRAIL”で、パワートレインには進化版のV35A-FTS型3.5リットルV型6気筒DOHCガソリンツインターボエンジン+Direct Shift-10AT(電子制御10速AT)を搭載。駆動機構にはフルタイム4WDを採用する。「ザ・プレミアム・オフローダー」を標榜する新型レクサスGXは、過酷な悪路から街中の舗装路に至るまで、ユーザーがクルマと共に過ごす様々なシーンで心高まる体験を提供できように開発。なかでもGX550“OVERTRAIL”は、「自然を理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験を届けたい」という想いの下、大自然と共生しながらアウトドアライフスタイルを彩るクルマの楽しさと、様々な体験を提供する「OVERTRAIL PROJECT」を体現したモデルとして設定される。一方でジャオスは、「Experience a New Adventure.(新たな冒険の体験)」をスローガンに掲げ、1985年の創業以来、1人でも多くのユーザーが新たな冒険を体験できるよう、4WD&SUV用パーツを精力的に開発・製造し続けている。今回公開したGX550“OVERTRAIL”JAOS ver.は、OVERTRAIL PROJECTの想いを共有する2社が、より過酷な環境を走り抜ける頼もしいクルマをイメージしてカスタマイズしたコンセプトモデル。ベース車の高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありつつ、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインに、4WD&SUV専業アフターパーツメーカーならではのラギッド感あふれるカスタマイズを加え、ユーザーの冒険心を駆り立てるスタイリングを実現している。
GX550“OVERTRAIL”JAOS ver.のカスタマイズ仕様を見ていこう。
まずフロント部は、ヘビーオフロードカーの証ともいえるスチール風のバンパーガードを軽量・高剛性なABS樹脂で再現。ヒットしやすい下回りをカバーする4mm厚アルミプレートのスキッドプレートtype-Rも組み込む。一方でサイドビューでは、ワイドなデザインでかつフェンダーのプロテクションも兼ねたフェンダーガーニッシュtype-X(ABS製/マットブラック塗装)や、サイドシルのガードと乗降性を両立したスチールチューブ製のサイドステップ(ブラック、樹脂ステップ付)、オフロード走行で巻き上がる泥や小石からボディを守る大型のマッドガードⅢ ブラック(EVA製フラップ+アルミプレート)など、最新アレンジのオフロード向けパーツを装備。さらに、トップ部には積載性を高めるフラットラック1250×1400 ルーフレール用(アルミ製/ブラックアルマイト)を配備した。
足回りに関しては、BATTLEZリフトアップセットVFCA(チタン配合リフトアップスプリング/ハーモフレック内蔵減衰力調整式ダンパー)を装着して、オフロードにおける走破性を向上。シューズにはJAOS TRIBE CROSSホイール(8.5J×18/マットガンメタリック)+TOYO TIRES OPEN COUNTRY AT Ⅲ LT 275/70R18タイヤを装着している。
なお、今回GX550“OVERTRAIL”JAOS ver.に装着した各カスタマイズパーツはタイヤを除いて参考出品だが、新型レクサスGXの発売後、順次販売に移していく予定だという。
文・大貫直次郎/提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ