■中医学の概念「湿邪」

同ポストの詳細について、山﨑さんは「中国の伝統医学・中医学では『邪気』という考え方があり、湿気も『湿邪』と言われ、体内の湿気が過剰になった状態を指します。体に停滞して不調を引き起こすと言われます」と説明する。

「湿邪」の特性としては、「重く粘り気があり、体を重く感じさせる」「体内で滞りやすく、特定の部位に留まることが多い」「体の下部(足や腹部など)にたまりやすい」「他の邪気(特に熱邪)と結びつき、湿熱として現れることがある」といった要素が挙げられるそうだ。

もちろん、湿気による体の不調の全てが前出の飲食物にあるワケではない。ただ、これらを多めに摂取している人は、一度自身の食生活を見直してみてはどうだろうか。