メイド・イン・イタリーの最高品質を誇るマテリアルブランドの「ALCANTARA(アルカンターラ)」は、わずか33台限定で生産される「アルファロメオ33ストラダーレ」のインテリアに採用された。
その、特別なカスタマイズを施したインテリアを見てみたい。
最高級マテリアルを作るアルカンターラ社
最高級マテリアルを提供するアルカンターラ社は1972年に設立された。そして独自の技術により生み出された、他に類のない優れた感覚、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的マテリアルが「アルカンターラ」だ。
その汎用性の高さから、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、家電など、さまざまな分野の一流ブランドに選ばれている。これらの特性と、サステナビリティという観点からの絶え間ない取り組みにより、同ブランドは現代のライフスタイルの真のアイコンとなっている。
最高品質のインテリアが美しく彩る一台
「アルファロメオ33ストラダーレ」は、1967年に登場し、史上最も美しいクルマのひとつと評される名車「ティーポ33ストラダーレ」を最新技術で再解釈したモデルだ。
2バージョンのインテリア
同車のインテリアには「Tributo(トリブート)」と「Alfa Corse(アルファコルセ)」の2つのバージョンがある。航空機にインスパイアされたダッシュボードとセンタートンネルには、アルミニウム、カーボンファイバー、レザー、そして「アルカンターラ」などのマテリアルが採用されている。
「Tributo」バージョンでは、マテリアル「アルカンターラ」がベルトラインから上部にかけて内部の屋根まで広がり、高いコンソールを囲むだけでなく、ピラーにも使用されている。
それに対し、「Alfa Corse」バージョンは、カーボンファイバーとマテリアル「アルカンターラ」を採用・車のスポーティな特性を引き立たせるために、異なる色と仕上げを組み合わせた。
航空機からインスパイア
職人技と革新が結集し、前例のない個人のカスタマイズレベルを実現するために、同ブランドは「アルファロメオ」と共に歴史的なコラボレーションを追求した。それによって「アルファロメオ33ストラダーレ」は、高品質なイタリアのクラフツマンシップから生まれた美学と技術革新が融合した一台となった。
この車のインテリアは、機能性に基づいたシンプルなデザインで、極めて技術的な素材と性能の組み合わせを特徴としている。カーボンファイバーやマテリアル「アルカンターラ」などが、感覚的な要素を増幅させる。
ダッシュボードとセントラルトンネルは、航空機にインスパイアされた「機械的」なディテールが特徴だ。また同時に、ラップアラウンド型のシートとドアパネルは、独占的で快適な環境を提供する。
シートとドアパネルは、快適で包み込むようなデザインでサイドパイピングが施されている。
また、ブラック、レッド/ブラック、ブルー/ブラックなどのカラーを用いて、同じシート素材と色が、ドアパネル、ダッシュボード、コックピット、およびセンタートンネルのトリムにも使用され、エクスクルーシブなキャビン空間を作り出す。
「アルファロメオ33ストラダーレ」は、「アルファロメオ」と「アルカンターラ」による、最高のコラボレーションとなるだろう。
ALCANTARA
(田原昌)
※ALCANTARAはアルカンターラ社(ALCANTARA S.p.A.)の登録商標