日本代表は9月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦で、中国代表に7-0と圧勝。MF遠藤航(リバプール)、MF三笘薫(ブライトン)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、FW前田大然(セルティック)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)がゴールを決めたが、日本代表OBからは森保ジャパンの今後を楽観視しない意見も挙がっている。
9月の最終予選2試合にむけて、パリ五輪U23日本代表のDF高井幸大(川崎フロンターレ)やDF望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)と、新戦力もメンバーに名を連ねた森保ジャパン。中国戦では大量リードという展開のなか、高井が71分からプレーしている。
日本代表OBの城彰二氏は試合後、自身のYouTubeチャンネルを更新。中国戦を振り替えるなか、高井がA代表デビューを果たしたことについて「彼にとって非常に大きい」と語った上で、「今後、色々な選手に(A代表で)活躍する場があると思う。日本は自信を持って戦えば、間違いなく1位通過できる」と、W杯本大会にむけて新戦力を試すことを望んでいる。
ただ一方で、森保監督が思い描く最終予選の立ち位置について、城氏は「予選を勝ち抜くのではなく、本大会にむけて調整する、プレーの質やコンビネーションを上げる場になる」と私見を披露。
その上で、「最終予選は長丁場になる。そういう部分では、招集時間が短かったり、アウェイに行ってまた帰ったりだとか、色々な状況がある。ただ選手のコミュニケーションという部分に関しては、森保監督はメンバーをほぼ固定するので、やっぱり積み上げしかないと思う」と、今後のW杯アジア最終予選で新戦力発掘という部分に重点を置かない可能性を指摘した。
DF冨安健洋(アーセナル)やDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)を、負傷により欠いている日本代表。今後も有望株が主力選手の補充要員として招集される可能性はありそうだ。