韓国で話題になっている「カゴン族」という言葉を知っているだろうか。カフェで長居して勉強する人のことを指す言葉なのだが、カゴン族に対してネット上では賛否の声が上がっている。
「カゴン族」は世界共通?
カゴン族とは、「カフェ」と韓国語で勉強を意味する「コンブ」を合わせた言葉。日本でもカフェで勉強や仕事をして長居する人が見られるが、韓国でも同様の現象があるようだ。
カゴン族の人たちが、勉強や仕事の場としてカフェを選ぶのはなぜなのだろうか? ネット上では「気分転換になって集中できる」「コーヒー1杯で長居できるし、冷暖房が効いてるからコスパが良い」「静かな環境よりも周りがガヤガヤしている方が集中できる」といった理由があがっている。
カフェを利用することに配慮している人も多く、「長くなるときは複数杯注文したり食べ物を注文したりしている」「混んだり、並んだりする人が出始めたら帰る」といった声も見られる。
カゴン族の人もルールを守って利用しているようだが、「外で勉強したいなら図書館でやればいい」「今はコワーキングスペースも充実してきたから、カフェは利用しないでもいいでしょ」と、飲食店での勉強・作業を快く思わない人も多い。
混みあっている時間の占領やワンドリンクで居座っていることへの苦言のようだが、店側はあくまで「店内での過ごし方は自由」なところが多いようだ。ただし、店によっては「〇〇分制」「何時~何時までの勉強利用は不可」「勉強は禁止」などと制限を設けている場合もある。
また、カフェではカゴン族以外にも面接の場として利用する会社や、コーヒー1杯で長時間会話を楽しむ人もいる。「何をするかじゃなく、注文に対してどのくらいの時間居るかの問題だと思う」という声も。だからこそ、店側も対応に苦慮するのかもしれない。さまざまな人が利用する場だからこそ、お互いに配慮した利用を心掛けることが大切だろう。(フリーライター・井原亘)
■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
提供元・BCN+R
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