9月に入って、日中は引き続き厳しい残暑が続いていて、まだまだ熱中症対策が必要となりそうです。
一般社団法人渋谷未来デザインは、7月20日~10月21日にSHIBUYA GREEN SHIFT PROJECTとして渋谷区で「クールスポット」を設置しています。
実証実験として複数のデータを取り、熱中症対策に還元していくといいます。
SHIBUYA GREEN SHIFT PROJECTとは
2023年、ソーシャルイノベーションの祭典だという『SIW2023』が渋谷で開催されました。新しいアイデアに触れる機会として、さまざまなイベントを実施したそうです。
SHIBUYA GREEN SHIFT PROJECTでは、同イベントで構想された渋谷の街を1.5℃冷やすというアイデアを、社会実装化するためのプロジェクトが始動しました。
クールスポットによる熱中症対策
今回のプロジェクトでは、ハラカド(東急プラザ原宿/9月30日まで)・渋谷パルコ(7月27日限定)・渋谷キャスト(10月20日まで)の3カ所にクールスポットを設置。
設置されたクールスポットには、屋外用エアコンと濡れないミストを設置。猛暑から逃れられる空間だといいます。
この取り組みは環境省から採択された事業だといい、単なる猛暑対策ではなく、熱中症予防のための実証実験という側面があるようです。
クールスポットと熱中症対策を実施していない場所、それぞれで熱中症予防の目安指標となる暑さ指数(WBGT)と温湿度などの環境データを自動計測。環境測定値を一元管理できるクラウド型システムによって、クールスポットの効果を測定します。取得データはリアルタイムで可視化されるそうです。
実証実験概要
・実証実験1
場所:ハラカド(東急プラザ原宿)
期間:7月20日~9月30日
設置機器:屋外用エアコン1台、電子式WBGT指数計
・実証実験2
場所:渋谷キャスト内「Hoegaarden BEER GAARDEN」
期間:8月23日~10月20日
設置機器:屋外用エアコン3台、クールミスト3基、電子式WBGT指数計