サッカー日本代表「森保ジャパン」は、9月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦で中国代表と対戦。イングランド2部からMF田中碧(リーズ・ユナイテッド)が招集されているが、テレビ朝日系で解説を担当する日本代表OBの内田篤人氏が、森保一監督や日本サッカー協会(JFA)の代表メンバー選考に対して自身の願望を述べている。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で5日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』では、2024年夏に欧州クラブへ移籍した日本人選手が話題に。日本代表に招集された選手では、DF菅原由勢がAZアルクマールからサウサンプトンへ、MF鎌田大地がラツィオからクリスタル・パレスへ移籍したほか、田中が移籍ウィンドウ最終日にドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフからリーズへ所属クラブを変えている。
佐藤氏は欧州クラブへ移籍した日本人選手一覧を見て、「イングランド2部への移籍が増えたね。(サンフレッチェ広島からブラックバーンへ完全移籍の)大橋祐紀が早速結果を残している」と指摘。内田氏は自身が小学生の頃、欧州でプレーする日本人選手が少なかったことに触れた上で「今となっては(欧州移籍が)基準になっている」と、日本サッカーの水準アップを強調している。
また番組MCの野村明弘アナウンサーが「W杯アジア最終予選は長い。その間にイングランド2部などで活躍して、また新たな選手が日本代表に入ってきたりするケースもありそう」と予想すると、内田氏は「日本代表のスタッフは、全選手を追いかけるのが難しそう」と述べつつも、「調子の良い選手を代表に呼んでほしい」と森保一監督や日本サッカー協会(JFA)の代表メンバー選考に言及した。
欧州でプレーするだけでは招集されないほど、競争のレベルが上がっている日本代表。FW古橋亨梧(セルティック)やDF渡辺剛(KAAヘント)など、所属リーグで実績十分の選手も落選したとはいえ、イングランド2部開幕から3ゴールとマークしている大橋など、移籍組にチャンスが巡って来るかもしれない。