サッカー日本代表「森保ジャパン」は、9月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦で中国代表と対戦。試合前、テレビ朝日系で解説を担当する日本代表OBの内田篤人氏が、上海海港所属の中国代表FWウー・レイ(武磊)に言及するとともに、DF板倉滉(ボルシアMG)やDF町田浩樹(ユニオンSG)ら日本代表守備陣のクオリティーを評価した。
中国代表の中心選手であるウー・レイは、かつてスペイン1部エスパニョールでプレー。現在は上海海港で元横浜F・マリノス指揮官であるケヴィン・マスカット監督の指導を受けながら、2024シーズンの中国1部リーグで無双。24試合出場で28ゴール12アシストと驚異的な得点能力を発揮しているほか、W杯アジア2次予選では5試合の出場で5ゴールをマークしている。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で5日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』では、内田氏と佐藤寿人氏がW杯アジア最終予選における日本代表の対戦相手を分析。中国代表の絶対的アタッカーとしてウー・レイが紹介されると、佐藤氏はエスパニョール時代のプレー動画を見た上で「裏のスペースに抜け出すのが上手」と評価している。
一方、内田氏は「彼をどう抑えるかが、ひとつポイントになってくる」と前置きした上で、「でも、日本代表は板倉や町田など、センターバックがしっかりしている。なんかそんなにカバーリングとか、1対1でちゃんと対応できる選手が多いから、そこまで必要以上に警戒する必要は無いかな」と淡々と語っている。
なお内田氏は自身の経験をもとに、アジア最終予選について「厳しいというよりも、難しいという言い方」と表現。「アウェイに行けば時差があるし、暑いし。全然ピンチじゃないのにスタジアムが盛り上がって、そのまま流れを持って行かれるとか。結構良い選手は多い。欧州でプレーしていないだけで」と、対戦相手のクオリティーが高いことを強調した。