そこでカギとなるのが機能性、ユーザー体験、セキュリティを向上させる「生体認証技術」だといい、デバイスメーカーが生体認証の専門家にならずとも、FPC AllKeyならデバイスにふさわしい性能、スタイル、品質で、メーカーがシンプルかつ迅速に、製品に新たな価値を付加することを可能にするとしている。

指紋センサーや虹彩認識ソフトウェアを展開

スウェーデンのヨーテボリに本社を構えるFingerprintsは、1997年に設立された生体認証システムの開発・販売会社。中国の上海に拠点を置くFingerprint Technology Companyと、スイスのツークに拠点を置くFingerprint Cards Switzerland AGという2つの完全所有子会社で構成されている。

2000年からNasdaq Stockholm(FING B)に上場しており、現在は指紋タッチセンサーや虹彩認識ソフトウェアプラットフォームなどを展開中だ。こうした同社の技術はモバイルやエンタープライズセキュリティ、支払いやスマートホームまで、さまざまなユースケースで活用されている。

(文・Haruka Isobe)