藤尾翔太 写真:Getty Images

 町田ゼルビア所属のパリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太は、9月4日開催のYBCルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝第1戦(対アルビレックス新潟)で一発退場。これまでPK直前の「水かけ行為」で注目を集めていたほか、Jリーグ公式戦の中継資料における書き込みも話題を呼んでいた。

 ガンバ大阪戦や東京ヴェルディ戦で、PK獲得直後にボールを濡らした上でPKキッカーを務めていた藤尾。8月17日開催のJ1第27節ジュビロ磐田戦でも、ボールを抱えて給水ボトルに入っていた水をかけたが、主審からボールを交換された。

 そんな藤尾は新潟戦でスタメン出場も、32分にレッドカードを提示されて退場。ボールコントロールをミスした後、セカンドボールを回収するために足裏を向けてスライディングタックル。新潟所属MFダニーロ・ゴメスとの接触でファウルをとられたが、リアルタイムで観戦していないサッカーファンからは「水かけで退場になったのか?」といった声が挙がっている。

 今季何度もクローズアップされているだけに、藤尾の「PK水かけ行為」という印象は、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継スタッフにも浸透している模様。8月31日に国立競技場で行われたJ1第29節の浦和レッズ戦では、DAZN中継カメラのもとにある1枚の資料が話題に。両チームのスタメンとベンチメンバーが記されているが、藤尾のところに「PK 水」と記されており、資料の画像がXで拡散されている。

 新潟戦での退場や町田の惨敗により、再びファン・サポーターから熱視線を浴びている藤尾。退場シーンと「PKの水かけ行為」は一切関係ないものの、過去のプレーが再びクローズアップされている。