またスマホに触っていい時間帯を決めておく、タイマーアプリを使って「15分だけ見てもいいことにする」といった自分ルールを設けるのもいいでしょう。

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中毒である自覚のある人は自分なりのルールを設けて、スマホから距離をとる必要があるかもしれない/Credit: canva

これと別に研究者らは「何か大きな目標を持つ」ことも動画の視聴時間の減少につながると考えています。

研究者に言わせれば、ショート動画に過度に依存している人は、生活の中で目標や意欲がなく、時間を持て余している可能性が高いという。

何か確固とした目標がある人は、日々の時間をその達成のための努力に充てられるので、ショート動画に溺れるリスクも少ないといいます。

確かにショート動画を視聴するときは、やることが思いつかないから暇つぶしについつい開いてしまうというケースが多いでしょう。

ショート動画は確かに気軽に楽しめるコンテンツですが、それ故に刹那的で消費した時間に対して自身のために得られるリターンが少ないため、結果的に視聴後に残るのは、他者との比較による漠然とした不安感や、消費した時間に対する焦燥感だけになってしまうのかもしれません。

「絵を描いてみる」「小説を書いてみる」「音楽を作ってみる」、何でもいいので何か大きな目標を定めて自分のために時間を使うことで、ショート動画を回避できるようになると期待されます。

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参考文献

Adolescents addicted to short-form videos tend to have more sleep problems and social anxiety
https://www.psypost.org/adolescents-addicted-to-short-form-videos-tend-to-have-more-sleep-problems-and-social-anxiety/