舞行龍ジェームズ 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟は9月4日に行われたYBCルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝の第1戦で、町田ゼルビアに5-0と大勝。町田所属のパリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太の退場が話題になるなか、新潟所属DF舞行龍ジェームズの負傷交代を巡り、町田側の振る舞いが議論の対象となっているようだ。

 舞行龍は前半終了間際、ペナルティエリア内で相手選手と接触し、頭部を強打。そのままピッチにうずくまると、相手選手からは接触直後に声を掛けられたほか、自チームのメディカルスタッフが治療。同選手は立ち上がろうとしたが、脳震とうの疑いがあるとして、そのまま途中交代となった。

 新潟のメディカルスタッフが舞行龍のもとに駆け付けた後、町田の選手たちはセンターサークル付近に集合。その時の様子が1枚の画像によりSNSで拡散されると、「勝利を追い求める前にスポーツマンシップってのがあってこそプロな気もするが..」「町田の強さは認めるが、相手をリスペクトすることも必要なのでは?」「これが本当ならば、結構やばいぞ」と町田に対する否定的な意見が湧き起こっている。

 ただ一方で「町田だから叩いているんだろ?」「無駄に町田嫌いを煽るのも良くない」などと“町田批判”に対する反発も。「一部を切り取った投稿だけを信じて、一方的に必要以上の批判をするのもどうかと思う」と、印象操作の可能性も指摘されている。

 Jリーグ公式戦では、8月17日開催のJ1第27節・東京ヴェルディ対FC東京(東京ダービー)で、FC東京所属DF森重真人が後半35分にシュートを頭部に受けて一時意識を失った。この時、両チームの選手たちが心配そうに森重の様子を見ていたほか、東京Vサポーターも同選手にエールを送っていた。それだけに、東京Vと町田を比較する投稿も見受けられる。