8月末、中国にて奇妙な光景が撮影された。邯鄲市で撮影されたという映像には、青い空に浮かぶ大きな雲が映っている。ところがカメラが雲にズームアップしていくと、白い人型の物体が滑空するように雲の間を横切って移動していくのが見てとれるのだ。

 この映像はネットに投稿されて以来、中国のSNS上で大いに拡散され、不気味な「人型の雲」についてあらゆる説が唱えられているという。ネット上では宇宙人ではないかという意見もあれば、「雲人」をある種の超自然的なサインではないかとする意見も出てきている。一方で人型の正体は単なる気象学的な蜃気楼に過ぎない、という懐疑的な意見も出ているようだ。

 日本では江戸時代の『絵本百物語』に掲載されている妖怪「桂男」がこの映像に出てくるような「雲が人の形をとった姿」で描かれている。桂男はもともと中国の伝説に登場する妖怪なので、確かに似ていると言えるかもしれない。

 ちなみに映像を見た多くの人々からは、「確かに不思議な現象だが、この雲があまりに遠くにあるにもかかわらず、なぜズームアップして撮影しようと思い至ったのか」という意見も出てきているようだ。

 果たして動画に映ってしまったものは何だったのか、気になる人は動画を見て考えてみてはいかがだろうか。

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文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

提供元・TOCANA

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