1万2000年以上前、古代ヒンドゥー文明に深い爪痕を残す、想像を絶する出来事があったのかもしれない。
古代文献が伝える破壊の記録
世界各地の古代文明は、数え切れないほどの古代文書、建造物、遺物を残し、我々の歴史認識に再考を迫っている。それらの古代文書の中には、地球上で何千年も前に起きたとされる驚くべき出来事が記されている。しかし、それらの記述の多くは、主流の学者たちから神話や民間伝承として片付けられてしまう。
しかし、一部の人々は、古代宇宙飛行士説と呼ばれる、はるか昔に人類が地球外生命体と接触していた可能性は高いとする説を支持している。今日でも地球は地球外文明から訪問を受けていると信じる人々は多く、その証拠とされる画像、映像、記録が数多く公開されている。UFOとされる物体の目撃情報も後を絶たない。
では、古代の人々は、自分たちが見たものをどのように記録したのだろうか? 1万年前のインドで、UFOを目撃したとしたら、どのように記録するだろうか?
古代文明は、世界中で岩絵、ペトログリフ、地上絵、土器、そして文字を使って記録を残してきた。多くの古代文化で語られる天から降りてきた神々、古代エジプト人が数千年前に記録した空飛ぶ円盤など、古代宇宙飛行士説を彷彿とさせるような、謎めいた遺物が世界中に点在している。
古代宇宙飛行士説と、地球上に存在したという高度な技術は、古代インドの二大叙事詩『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』の中に見出すことができるかもしれない。
これらの古代文書には、高度な技術や宇宙人の存在を示唆する記述があると信じられている。
『マハーバーラタ』は10万の詩節からなり、18の章または巻に分かれており、これは古代ギリシアの叙事詩『イリアス』と『オデュッセイア』を合わせた長さの8倍に相当する。
これらの古代文書は、単なる歴史物語ではない。事実、伝説、神話、教訓的な説話が織り交ぜられた、壮大な叙事詩である。美しい言葉で書かれたこれらの物語は、ヒンドゥー教の神話を育み、世界の主要な宗教の一つであるヒンドゥー教を生み出した。