アルピーヌがA110Rの特別仕様車「A110Rチュリニ」の日本における3回目の受注を開始。台数と期間の制限は設けず、車両価格は前回と同様に1550万円に設定。新しい受注生産プログラムの「アトリエ」も選択可能
アルピーヌ・ジャポンは2024年8月22日、A110Rの特別仕様車「A110Rチュリニ(A110 R TURINI)」の日本における3回目の受注を開始した。今回の受注では台数と期間の制限は設けず(1回目は24台、2回目は40台の限定)、車両価格は前回と同様に1550万円に設定。また、別記事で紹介する新しい受注生産プログラムの「アトリエ(ATELIER)」によるカスタマイズも選択可能としている。
改めてA110Rチュリニの特徴を紹介していこう。
A110Rチュリニは、F1を始めとするモータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、同時に車体をさらに軽量化したうえで専用シャシーを導入した、A110シリーズのなかで最もラディカル(過激)なモデルであるA110Rをベースに、日常の様々なシーンでも気兼ねなくドライビングが楽しめるよう特別にアレンジしたことが訴求点である。
外装については、カーボンパック(フロントボンネット、ルーフ、サイドスカート、リアフード、リアディフューザー)や専用エアロキット(フロントスプリッター、スワンネックマウントカーボン製リアスポイラー)、ノワールプロフォンM Aピラー/Cピラー、前輪ブレーキクーリングダクト、クリアタイプLEDリアコンビネーションランプ(シーケンシャルウィンカー)、二重構造デュアルエキゾーストなどを標準装備。また、新オプションとしてアクラポヴィッチ製チタンエキゾーストを設定する。足回りにはラディカルシャシー(スプリング、アンチロールバー専用チューニング、アジャスタブルダンパー)を採用したうえで、ブラックマット塗装の18インチアロイホイール“GT RACE”とセミスリックタイヤ(MICHELIN PILOT SPORT CUP 2、前215/40/後245/40R18)、レッド塗装のブレーキキャリパーを組み込む。ボディカラーはノワールプロフォンMが標準だが、新しい受注生産プログラムの「アトリエ」により他色も選択可能。また、ハンドル位置やホイールカラー、ブレーキキャリパーカラーなども、同プログラムによって選ぶことができる。
内装については、マイクロファイバー仕上げのルーフトリム/ダッシュボード/センターコンソール/ドアパネル/ステアリングやSABELT製ブルカーボンモノコックバケットシートおよびSABELT製6点式レーシングハーネスなどを特別装備。7インチマルチファンクションタッチスクリーンやFOCAL製軽量4スピーカー、防塵フィルター付オートエアコンといった機能装備も標準で組み込む。さらに、シリアルナンバーを刻印したA110 R TURINI専用プレートを装着した。インテリア仕様はブラックインテリア/グレーステッチが標準で、受注生産プログラムの「アトリエ」によりグレー アルカンターラやレッド アルカンターラ、ブルー アルカンターラ、オレンジ アルカンターラを選択することもできる。
パワートレーンはベース車と基本的に共通で、最高出力300ps/6300rpm、最大トルク340Nm/2400rpmを発生する1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジンをミッドシップ搭載。トランスミッションには7速DCTを組み合わせている。
提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ