タブレット端末は500g前後、10インチが最適解

 一見、棲み分けができているように見えるが、スマートフォンの折りたたみ式端末の登場などの大画面化により、小型のタブレット端末の立ち位置は、今後侵食される可能性がある。

 また、タブレット端末も大画面化しているが、ノートPCの領域に踏み込む形となる。ノートPCの領域を侵食するためには、同等かそれ以上のスペックや使い勝手が求められる。ストレージ(補助記憶装置)の大容量化などで対応できるが、その分価格に反映されると、ノートPCの方が安くなる逆転現象も発生する。

 こうした結果が、内閣府の消費動向調査の普及率の頭打ちに結びついていると言えそうだ。タブレット端末は500g前後で10インチ程度が最適解だろう。折りたたみ式のスマートフォンが出てきたとはいえ現状高価であることから、8インチ前後ではタブレット端末に分がある。

 実際、Xiaomiは8.7インチで400gを少し切る端末を発売した。ノートPCでネット動画を閲覧するようなライトユーザーをうまく取り込むことで、タブレット端末は今より強固な立ち位置を確立できるのではないだろうか。(BCN総研・森英二)

提供元・BCN+R

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