全世界2400万店舗以上で使用できるオンライン決済サービスのPayPal。PayPalには海外サイトでも使えたり、安心して支払いができたり、もしもの場合に買い手保護制度があったりと、さまざまなメリットが存在します。
ただ、PayPalは海外を中心に利用されていることもあって知らない人もいるかもしれません。今回は、海外オンラインサイトでも安心して利用できるPayPalについて詳しく解説。登録方法や使い方もあわせて紹介するので、まだ使ったことがないという人もぜひ参考にしてください。
PayPalとは
PayPalとは、全世界2400万店舗以上で使用できる、グローバルな決済サービスのことです。世界で、3億人以上のユーザーが利用しています(2024年8月現在)。
PayPalでは、PayPalアカウントを取得し決済用のクレジットカードや銀行口座を登録するだけで支払いが可能です。ECサイトなどでPayPalでの決済を選択すれば、カード情報の入力が不要なため、安心して買い物ができます。ただし、18歳未満はPayPalを利用できません。
PayPalでの支払の仕組みは簡単です。PayPalのアカウントにログインし、PayPalアカウントに登録済みのクレジットカード/デビットカード/銀行口座のいずれかを選択して決済を行うだけです。
世界中で使えて買い物の会計が手軽に行えるPayPalですが、メリット・デメリットが存在します。知らずに使って後悔することがないように、しっかり把握しておきましょう。
メリット
PayPalの主なメリットは、以下の6つです。
安全に支払える
海外サイトでも使える
支払いが簡単にできる
買い手保護制度がある
海外送金の手数料が安い
セキュリティ体制がしっかりしている
安全に支払える
通販サイトなどで買い物をする場合、どうしても不安を感じることがあるかもしれません。そのようなときでもPayPalを使えば、ネットショッピングでも安全に支払いができます。
PayPalにクレジットカードや銀行口座を登録しておけば、通販サイトでクレジットカード情報などを入力する必要がありません。安心して買い物ができるのは、大きなメリットといえるでしょう。
海外サイトでも使える
また、PayPalは海外サイトでも利用可能です。海外のショッピングサイトでは日本のクレジットカードが利用できない可能性もあります。その際、PayPalを決済方法として登録しておけば、安心です。
支払いが簡単にできる
さらに、PayPalに一度クレジットカードや銀行口座の情報を登録しておけば、以降は簡単に支払いができるのもメリットです。PayPalを使って支払う場合は、通販サイトのお支払い画面でPayPalにログインして支払いを確定するだけで済みます。PayPalであればサイトごとに情報を登録する必要がないため、簡単に決済が可能です。
買い手保護制度がある
買い手保護制度がある点も、PayPalのメリットでしょう。買い手保護制度は、PayPalを利用して買い物をした際に商品やサービスに問題やトラブルがあった場合、返金されるシステムです。
たとえば「届いた商品が説明内容と著しく異なる」「商品やサービスが届かない」といったときに、買い手保護制度が利用できます。「欲しい商品が通販サイトにあるけど、通販サイトが信頼できなさそうで不安」という場合でも、安心して買い物が楽しめるでしょう。
海外送金の手数料が安い
さらに、PayPalを利用して海外送金するときの手数料が安い点もメリットの一つです。銀行で海外送金をすると、2,000円以上の手数料がかかる100万円までの送金も、手数料499円と安くなっています。
セキュリティ体制がしっかりしている
そのほか、厳格なセキュリティ体制がとられている点も見逃せないポイントです。PayPalでは、24時間365日管理体制が整っており、すべての取引をモニタリングしています。不正な取引や動きが見られた場合は、アカウント停止などの制限をすぐにかけてくれるため安心です。
デメリット
続いて、PayPalのデメリットを解説します。主なデメリットは、以下の3点です。
通貨換算手数料が高い
個人間送金をする際は銀行口座登録と口座振替設定が必要
決済は一括のみ
通貨換算手数料が高い
まず、通貨換算の手数料がほかの送金サービスに比べて高い点が挙げられます。通貨換算手数料は、外貨決済や海外送金で両替が必要な場合に発生するものです。PayPalでは3~4%と、一般的なカードやほかの海外送金サービスと比べて割高であるため、注意しましょう。
個人間送金をする際は銀行口座登録と口座振替設定が必要
また、友人や家族などへの個人間送金ではクレジットカードの利用ができません。そのため、銀行口座の登録と振替の設定が必要です。さらに口座振替ができる銀行もみずほ銀行や三井住友銀行など、限られています。
決済は一括のみ
さらに、支払時に一括払いしか選択できない点もデメリットといえるかもしれません。購入する際に慌てずにすむよう、事前に把握しておきましょう。