日本代表MF鎌田大地が所属するイングランド1部プレミアリーグのクリスタル・パレスは、1924年に建設された100年の歴史を持つホームスタジアムのセルハースト・パークを一新し、ロンドンの近隣クラブに追いつくための開発計画を発表した。
計画では、スタジアムのメインスタンドを全面的に改築し、座席数を26,000席から34,000席へと拡大。メインスタンドは、現在の5,200人から13,500人のサポーターを収容できるようにするとのこと。視覚的にも大幅なアップグレードとなるようで、地元サポーターの期待が高まっている。
クラブは「有名なセルハースト・パークの独特な雰囲気」をできるだけ損なわないよう、拡張工事中もスタジアムをフル稼働させ、新スタンドを現在の建物の周囲に建てることを目指しているようだ。
また、当初は1億UKポンド(約191億1,680万3,670円)だった拡張工事費だが、インフレにより1億5000万UKポンド(約289億1,844万9,971円)に近づいたことが、海外メディアで報じられている。
セルハースト・パークは、2024/25シーズンのプレミアリーグ開幕戦で25,099人(収容人数の98.48%)というリーグ平均を上回る観客動員数を記録しており、これは拡張に向けての不安がないことを示唆していると言える。
クリスタル・パレスがプレミアリーグの上位クラブに肩を並べるための重要な一歩となるだろう。