■ヒントは見た目に…
この部分に名前あったのか…と多くの人が感じただろうが、じつはちゃんとした名称がある。答えは「蓮口(はすぐち)」だ。
語源は見た目通りハスの花托(花の咲く部分)からで、蓮口があるから水を均等に広くまくことができるのである。
ちなみに、ハスの語源はこの花托が蜂の巣に見えたことから「はちす」→「はす」となったのが通説となっている。とんぼの語源がその外見から「飛ぶ棒(とぶぼう)」→「とんぼう」→「とんぼ」となった説同様、昔の人は名を呼ぶ際、アレコレ考えたんだろうなあと想像するとなんとも奥ゆかしい。