■座れると一日が違う

電車で座れるかどうかで一日の気分も左右されるという30代女性は、「朝の通勤時間は私にとって、一日の始まりを決定づける時間です。座れるかどうかで、その日の気分がかなり変わります。おそらく多くの人は座れることは奇跡に近いと思うのですが、私の仕事はシフト制なので、出勤する時間帯によっては座れるんです」と話す。

精神的な意味が大きいようで、「通勤で座っている時間なんて、とても短いものかもしれません。ただ満員電車で人と密着しているよりも、座っているほうが精神的に楽な気がします。そのためにできることならば、混雑している電車でも座りたいと思っています」と続けた。