中国代表 写真:Getty Images

 9月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦で、中国代表と対戦するサッカー日本代表「森保ジャパン」。MF伊東純也(スタッド・ランス)とMF三笘薫(ブライトン)の代表復帰が反響を呼ぶなか、過去の中国戦における相手選手のラフプレーがネット上で話題に。元議員から厳しい声が飛んでいる。

 ネット上で話題になっているのは、2019年12月10日に開催されたE-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)初戦の日本対中国だ。この一戦では日本が1点リードで迎えた前半30分、当時浦和レッズ所属のDF橋岡大樹(現ルートン・タウン)がサイドライン付近でヘディングをしようとしたところ、DF姜至鵬(キョウ・シホウ)が飛び蹴り。左足裏が橋岡の後頭部を直撃し、橋岡がピッチでうずくまった。

 主審は姜至鵬にイエローカードを提示したが、ネット上では「レッドだろ」「カンフーサッカーの中国と試合したくない」といった批判が噴出。本人はイエローカードを提示される直前に両手を広げて不満をあらわにしたほか、試合後には「先にボールに触った。橋岡の頭を直接蹴ったわけではない」と語っていた。

 カンフーサッカーとして知られる中国代表との再戦を控えるなか、元東京都足立区議会議員の松丸まこと氏は、3日にXを更新。橋岡に対するラフプレーの動画を引用した上で、「犯罪的、中国人サッカー」と猛批判。「負傷した日本人選手に詫びもせず、反則判定に文句をいう畜生。 殺人未遂罪に匹敵する反則ではないか」と切り捨てると、同氏に対する賛同の声が多数寄せられている。

 なお松丸氏は2015年に足立区議会議員選挙で当選。みんなの党の足立区支部長、SNS保守の会の代表を務めているほか、公式サイトでは自身の政治活動について以下のように綴っている。

 「松丸まことは、日本伝統を継承しながら、皆さんの平和な暮らし、豊かな生活、家族保護と子どもに誇りを持てる日本を伝承するために政治活動を勤しんでいます。消費税も一律5%の軽減税率を求め活動しており、個人経済を圧迫し続けている税制改革も、みんなの党・渡辺よしみ代表の直弟子として、渡辺よしみ代表と共に邁進しております。国のことは国民が決める。当たり前のことを主張し、安全保障とは何かを追い求めています。国民の最低生活保障としてベーシックインカム導入を求めます」