2024年総選挙は接戦となっている州だけおさえておけばよいだろう。

2020年はコロナ禍ということもあり、投票日以降に届く郵便投票を延長して有効とする州が一定数あったが、今年の接戦州は今のところ投票日までに到着したものを有効としている※3)。なので、2020年のように投票日以降も郵便投票の集計のせいで1~2週間もかかるということはなさそうだ。

州 投票終了時間 (日本時間6日) 不在者投票/郵便投票集計開始日※4) (東部標準時間) ジョージア GA AM9時 投票日当日朝7時~ (日本時間5日21時~ ) ノースカロライナ NC AM9時半 投票日当日 ミシガン MI AM10時 (一部AM11時) 投票日当日朝7時~ (日本時間5日21時~ ) ペンシルベニア PA AM10時 投票日当日朝7時~ (日本時間5日21時~ ) アリゾナ AZ AM11時 郵便受領後~ ウィスコンシン WI AM11時 投票日当日 (日本時間5日21時~ )

とはいえ、今年も投票日に大統領選の結果は出ないと考えたほうがよいだろう。

まず、2020年総選挙の時も集計が遅くて問題になったペンシルベニア州は、今年も投票日当日からしか郵便投票の郵便開封ができない。ウィスコンシン州も同様だ※5)。

2020年のコロナ禍とは異なり、郵便投票数は減少するだろうが、それでも当日からしか郵便投票の開封はできないようだと投票終了してすぐに公表するのは難しいだろう。すでに数日かかることが予測されている。

なお、ウィスコンシン州の投票集計は、直接電子投票機(DRE)・手集計・光学スキャンが混在している。さらに、多くの投票所は不在者投票を1か所の集計場所に集めてから集計される。この不在者投票が集められる時間帯は、投票日当日の夜遅くあるいは翌朝に届くこともあるのだ※6)。