レオ・セアラ 写真:Getty Images

 セレッソ大阪所属のブラジル人FWレオ・セアラに、古巣復帰の可能性があった模様。同選手を巡っては、小菊昭雄監督と意見の乖離があるのではと、ファン・サポーターから心配されていた。

 2016シーズンにFC琉球でプレーしていたレオ・セアラは、2021年から2シーズンにわたり横浜F・マリノスに在籍。2022シーズンにはJ1優勝を成し遂げたが、スタメンでの出場機会を求めてシーズン終了後にC大阪へ移籍した。

 C大阪加入1年目から主力選手として活躍しているレオ・セアラ。今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合にスタメン出場し17ゴールと、J1得点ランキングで首位を走っている。ただブラジルメディア『Antenados no futebol』が9月3日に伝えたところによると、同選手には古巣のブラジル1部ECバイーアが関心を寄せていた模様。記事では「レオ・セアラのもとにはバイーアからオファーが届いていたが、却下した。彼は日本でプレーを続けることになる」と綴られているが、オファーの詳細には触れていない。

 一方、C大阪は8月17日開催のJ1第27節で、京都サンガに3-5と敗北。7月以降は3分4敗と白星から見放されているだけに、ネット上では小菊監督の解任論が湧き起こっていた。

 またファン・サポーターの間では、戦術面の考えで現指揮官とFWレオ・セアラなど一部選手の間における乖離を心配する声も。クラブ公式サイトによると、小菊監督は京都戦後に「いま目指しているスタイルは、選手の未来、クラブの未来も含めて、やっていきたいと思っています。やれる選手たちだとも思っています。今日、失敗したからと言って、そのこだわりを捨てるつもりはない」と自陣からパスを繋ぐプレースタイルの堅持を示唆しているが、レオ・セアラは「自分たちが変わらないといけない」「チーム全体で改善するところは改善して…」などとコメント。一部から「小菊さんと選手の現状の認識の違いがありそう」「選手は小菊監督のやり方をどう思っているのか気になる」などと、戦術面に関する意見が挙がっていた。