フアン・マタ 写真:Getty Images

 元スペイン代表MFフアン・マタはヴィッセル神戸退団からおよそ8か月にわたりフリー。先日、デンマーク1部FCノアシェランの練習に参加し、チェルシー時代のチームメイトである元ガーナ代表MFマイケル・エッシェンと再会したが、ここに来てオーストラリア移籍の可能性が取り沙汰されている。

 現在36歳の同選手は、2023年9月に神戸へ加入もリーグ戦わずか1試合の出場に終わり、わずか4カ月で退団。2024年1月に日本代表MF久保建英擁するレアル・ソシエダやセビージャ、バレンシアとの接触が報じられたものの、母国復帰は実現しなかった。

 それでも本人は5月、古巣マンチェスター・ユナイテッドの公式インタビューで「次どこでプレーするか、考えているところだ」と現役続行を明言。その後にアメリカ・サンディエゴFC加入の可能性、スペイン2部レアル・オビエドとの交渉、豪州1部新規参入のオークランドFCで元日本代表DF酒井宏樹(浦和レッズ退団)とチームメイトになる可能性が報じられたものの、いまだに新天地は決まっていない。

 そんななか、シドニーの地元紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』は2日、かつてユベントスやバイエルン・ミュンヘンでプレーしていた元ブラジル代表MFドウグラス・コスタのシドニーFC加入を伝えた上で、「12年前、デル・ピエロがシドニーFCへ移籍したのをきっかけに、小野伸二はウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCへ加入した。今回はマタがそうなるかもしれない」とリポート。

 元神戸所属MFにワンダラーズFC加入の可能性があることを伝えたが、記事では一部情報筋の内容として「彼は以前、シドニーFCへの移籍が噂されていた。今もなお、豪州挑戦の噂が飛び交っている。マタの動向に注目だ」と綴られている。

 ワンダラーズFCは、小野やMF髙萩洋次郎(アルビレックス新潟シンガポール)、FWミッチェル・デューク(町田ゼルビア)、FW小川慶治朗(横浜FC)の古巣。過去に1度リーグ優勝を成し遂げたが、2023/24シーズンは首位から勝ち点18差の7位に終わっている。