田中碧 写真:Getty Images

 移籍期限最終日(8月30日)に、ドイツ2部デュッセルドルフからイングランド2部EFLチャンピオンシップのリーズ・ユナイテッドに駆け込み移籍した日本代表MF田中碧。翌8月31日のリーグ第4節ハル・シティ戦でいきなりメンバー入りすると、86分から出場し、2-0の勝利に貢献した。

 その田中だが、86分からの短い出場時間にも関わらず、18本のパスを成功させたことが、チャンピオンシップ史上稀な記録だとして話題になっている。

 試合中のデータを計測する『Opta』のスタッツマンであり、リーズのファンでもあるジョニー・クーパー氏は「2013年にEFLチャンピオンシップのスタッツを記録し始めて以来、86分からの出場時間で18本のパスを成功させたのは、田中と他の2人の選手だけだ」と、自身のXに投稿した。田中が先発フル出場した場合、どれだけのパスをこなせるか楽しみだと期待を寄せている。

 さらに、リーズの情報に特化したメディア『Leeds All Over』では「田中は2対0でハルに勝利した試合で無難なデビューを飾った。落ち着いたプレーを披露し、すでにサポーターから期待されていることは明らかだった。中盤のセントラルで危険を察知し、的確なパスを選択した。短い出場時間だったために印象に残るデビューとまではいかなかったが、デビュー戦においてほとんどミスがなかったことは、今後プレーする上で自信につながるだろう」と、評価された。