株式会社学情は、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に、「生成AI」についてのインターネットアンケートを実施しました。
この調査では、便利さを享受できることを認めつつも「自分の言葉」ではなくなることを危惧するという声も挙げられたようです。
生成AI技術と学生の就職活動
今回の調査によると、6割以上の学生が、普段の生活で「ChatGPT」などの生成AIを使用しているようです。就職活動で「ChatGPT」などの生成AIを使用したいと考えているという人も同様に6割を超えたといいます。
「ChatGPT」を始めとした生成AIは、最近では、文章からイラスト・テキストによる対話アプリなどまで幅広く利用されています。
近年の学生は、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する傾向があると言われていますが、就職活動準備にも生成AIが使えたら「タイパが良い」と考える学生がいることが、この調査でも示唆されています。
生成AI利用に抵抗する意見
一方で、調査に回答した内の36.5%は、「ChatGPT」などの生成AIを使用したことがないと回答しています。
また、就職活動準備における生成AIの活用も「使用したくない」「どちらかと言えば使用したくない」という回答も全体の2割程度という結果を示しました。
その背景として、「便利な反面、AIに作られた言葉や文章に少々抵抗や違和感がある」という声が上がっており、自分の言葉や力ではないという事実に後ろめたさを感じているようです。
調査概要
調査期間:8月9日(金)~21日(水)
調査機関:株式会社学情
調査対象:「あさがくナビ2026(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
有効回答数:222件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。
<参照>
就職活動で「ChatGPT」などの生成AIを使用したいと回答した学生が6割超。「効率的に就職活動を行うことができると思う」の声