9月1日、リバプールはプレミアリーグ第3節、敵地でのマンチェスター・ユナイテッド戦に3対0で勝利し、2024/25シーズン開幕からの3連勝を達成した。チームが快勝を飾った一方で、同クラブに所属する日本代表MF遠藤航は出番なしに終わっている。
遠藤の今季の出場は第2節ブレントフォード戦(8月26日2-0)、後半アディショナルタイムでの数分のみ。開幕前から予想されていた通り、満足に出場の機会を得られていない。また、この夏は同じポジションでの新戦力の加入こそなかったものの、アルネ・スロット新監督の下での遠藤の立場はやはり厳しいものとなるようだ。
そんな中、イングランドメディア『ROUSING THE KOP』が、夏の移籍市場を終え選手の顔ぶれが固まったことを受け、今夏におけるリバプールの獲得、放出について論じる特集記事を配信。遠藤については、「試合時間の観点から言えば、遠藤は結局、別のクラブを探した方がよかったかもしれない」などと評し、移籍市場においての「敗者」と位置付けている。
また同メディアは、「一部の人は、粘り強くアンフィールド(リバプールのホーム)での夢を追い続けたことで、遠藤は移籍市場の勝者だと言えるかもしれない」としながらも、「スロット監督は遠藤を褒めているが、同オランダ人監督が遠藤を退団させたかったのも明らかだ」と主張。指揮官の胸の内を読み解くとともに、「遠藤はチームに残って自分のポジションを争う権利は十分にあるが、この31歳の選手がどれだけプレーするのかは疑問だ」と指摘し、遠藤のパフォーマンス自体も不安視している。