サッカー日本代表「森保ジャパン」は、9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選にむけて始動。センターバックでは負傷離脱中のDF冨安健洋(アーセナル)の代役として、DF高井幸大(川崎フロンターレ)やDF望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)らの台頭が期待される一方、一部欧州組の代表落選を巡り議論が白熱している。
森保一監督は中国戦、バーレーン戦にむけて27名を招集。ディフェンダーでは谷口彰悟(シント=トロイデンVV)、町田浩樹(ユニオンSG)、DF板倉滉(ボルシアMG)、DF長友佑都(FC東京)らにくわえて、高井と望月が初めてA代表のメンバーに名を連ねた。
その裏では、DF常本佳吾(セルヴェット)、DF渡辺剛(KAAヘント)など欧州クラブでスタメンを張っている選手が相次いで落選。常本は昨季まで鹿島アントラーズ元指揮官であるレネ・ヴァイラー氏のもとで必要不可欠なサイドバックとして活躍していたほか、渡辺はベルギー1部リーグでフルタイム出場の記録を持っている。
それだけにネット上では、5日の中国戦を前に「望月よりも常本を招集すべきなのでは?」「高井の選出は分かるが、渡辺の落選には納得できない」といったコメントが。特に望月の初招集に対する疑問の声が相次いでおり、森保監督により詳細な説明を求めるファン・サポーターもいる。
パリ五輪U23日本代表の一員である高井の招集が評価される一方、一部の人選に対する不満の声が止まない日本代表。森保監督としては、W杯最終予選連勝スタートで周囲からの批判や疑問の声を黙らせたいところだ。