谷口彰悟 写真:Getty Images

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属DF谷口彰悟は、2024年9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本代表に招集。森保ジャパンでは経験豊富なベテラン選手としての役割を果たしているが、所属クラブではスタメンをはく奪されるかもしれない。

 川崎フロンターレでJ1リーグ、天皇杯優勝という実績を持つ同選手は、カタールW杯終了直後に川崎からアル・ラーヤンへ移籍。2023/24シーズンのカタール1部でほぼ全試合スタメン出場と、引き続き主力選手として活躍していたが、欧州挑戦への強い思いもあり2024年7月にSTVVへ加入している。

 今季のベルギー1部リーグで4試合にスタメン出場している谷口だが、8月11日開催の第3節アントワープ戦ではミスを連発し、1-6と大敗。STVVは開幕から6試合でリーグワーストの15失点と、守備陣が崩壊している。

 そんななか、ベルギー移籍市場に精通しているジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏は、9月2日に「STVVはDFレオ・ペトロを完全移籍により獲得することで、サンテティエンヌと合意。2年契約を結ぶ予定だ」とリポート。現在27歳の同選手は、身長188cmで左利きのセンターバック。サンテティエンヌの下部組織出身であるが、ロリアンなどフランス国内の複数クラブを経て、2022年8月に復帰。2023/24シーズンはリーグ戦30試合にスタメン出場し、チームの1部昇格に大きく貢献。今季開幕前に負傷離脱も、9月1日のリーグアン第3節で途中出場していた。

 STVV移籍後、不安定なパフォーマンスが目立っている谷口。チームも16クラブ中15位に沈んでいるだけに、センターバックを本職とするペトロのプレー次第ではベンチ要員に序列を下げる可能性も考えられる。