ペアレンタルコントロールでは、アプリのダウンロードや投げ銭、アイテムへの課金に際し、保護者の承認が必須になるよう設定できます。つまり、事前にチェックができるため、「親の許可なしに高額な投げ銭やアイテムへの課金が行われる」ということを防ぐことができます。

クレカ情報を登録しない

子供のスマホにはクレジットカード情報を登録しないようにしましょう。クレジットカード情報が端末に自動保存され、子供が自由に課金できる状態になっていたために、後々高額請求が行われるというトラブルは起きがちです。

クレジットカード情報は登録せず、その都度入力するのをおすすめいたします。また、残高以上の決済ができないようにするため、デビットカードやプリペイドカードを使うのもひとつの方法です。

親子での話し合いも重要

動画配信サービスやゲームを子供に使わせる際は、投げ銭やアイテムの購入も含め、使い方のルールを話し合って決めましょう。

消費者トラブルを扱う国の機関・国民生活センターにも投げ銭やゲームへの課金をめぐるトラブルの相談は数多く寄せられています。中には数ヵ月で100万円以上の請求というかなり深刻な事例もあるので要注意です。

「うちは大丈夫」と安心するのではなく「いつかは起きるかもしれない」という前提で取り組むのをお勧めいたします。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、貸金業務取扱主任者(試験合格)

(2024年04月21日公開記事)