古今東西あらゆる予言が存在するが、この人物の予言ほど恐ろしいものはないだろう。なんと、古典力学を完成した超偉人アイザック・ニュートン卿が、地球滅亡の年を書き記していたというのだ。

■終末研究に打ち込んでいたニュートン

 トカナ読者には“常識”かもしれないが、ニュートンは専門の物理学よりも、オカルト研究に熱心に取り組み、「賢者の石」や「エリクシール」(不老不死薬)の発見に心血を注いでいたといわれている。また、英紙「Expressによると、ニュートンは50年以上にわたって聖書解釈にも熱を注いでおり、その成果の1つが人類滅亡の年を導き出した「終末予言」だという。

 ニュートンの終末研究は4500ページにも上る莫大なものだが、彼自身に出版の意図はなく、あくまで自身のためのメモやノートとして書いていたようだ。このノートはニュートンの死後、競売にかけられ、ユダヤ人研究者の手に渡り、最終的にエルサレルムのヘブライ大学に保管されたという。その内容の一部が明らかになったのは、ニュートンの死後270年以上経った2003年のことだった。

当たりすぎる「ニュートンの終末予言」とは!?世界滅亡は2060年以降か… 270年封印されていた衝撃的内容
(画像=ニュートンの終末研究ノート「Open Culture」より引用、『TOCANA』より 引用)

 ノートとはいえ、ニュートンの終末研究は真剣そのものであり、自身の研究動機を「私がここで述べることは、終末の日がいつであるかを宣言することではなく、むしろひんぱんに終末の日を予想してしまう空想家の性急な憶測に歯止めをかけるためである」と記している。

 それでは、いよいよニュートンが聖書読解から導き出した終末の日を見ていこう。ニュートンは独自の聖書解釈に基づき『ダニエル書』と『ヨハネの黙示録』を読解。終末前に、悪の国家が滅び、ユダヤ人が祖国へ戻ると予言している。これは、世界大戦とイスラエルの建国として解釈できるだろう。では、終末の日は一体いつになのだろうか?