サントリー食品インターナショナル株式会社(以下、サントリー)は、温室効果ガス(GHG)の排出を実質ゼロにするという「カーボンオフセット自販機」を開発・全国展開します。

これは、飲料用自動販売機を稼働させるための電力を再生可能エネルギーへと切り替えることで、温室効果ガスの排出削減に貢献しようという取り組みです。

再生可能エネルギー活用でCO2排出を実質ゼロに

飲料用自販機は、電力で稼働する仕組みです。また、発電をめぐるCO2などの温室効果ガスの排出は地球温暖化を食い止めるための課題とされています。

カーボンオフセット自販機は、再生可能エネルギーに由来する電力を活用することで温室効果ガスの排出量を結果的に相殺することを狙いにしています。

サントリーのカーボンオフセット自販機は、FIT非化石証書を取得しているといいます。FITとは「固定価格買い取り制度」の略で、太陽光・風力・小水力・バイオマスなどの「再生可能エネルギー」を生産・活用していることを証明する制度です。

同社は、再生可能エネルギーを活用して稼働するという自販機を、9月から順次設置。他の飲料メーカーも同様の取り組みを実施しています。

一目で分かるPOPを設置

サントリーが設置するカーボンオフセット自販機には、CO2排出実質ゼロを示すPOPが設置され、利用者がカーボンオフセット自販機を判別できます。

これと同様の取り組みは、サントリー以外の他の飲料メーカーも実施しています。

<参照>

GHG排出量実質ゼロの「カーボンオフセット自販機」を9月から全国で順次展開