エン・ジャパン株式会社が運営する人事向け情報サイト「人事のミカタ」上で、直近1年以内に中途採用を実施した企業を対象に「中途採用の選考辞退」についてアンケート調査を実施。293社からの回答を発表しました。

同社は、2018年にも629社からの回答を得た同様の調査を実施しており、比較した結果になっているそうです。

選考・内定辞退の発生数は増加傾向へ

まず、直近1年以内に中途採用を行った企業において、85%が選考辞退を経験。

また、この選考辞退が発生した企業に、「以前と比べて、辞退の発生数に変化はありますか?」と尋ねたところ、全体の45%が増えたと回答。また、減ったと答える企業は5%。

従業員が1,000人以上の企業に関しては56%と、とくに規模の大きな企業での自体の発生数が増加していることがわかります。

面接当日の「ドタキャン辞退」も増加中!?

直近1年以内の中途採用で選考辞退が発生した企業に、辞退発生のタイミングを複数回答ありで聞いたところ、「書類選考通過者による”面接前の辞退”(60%)」が最多。2018年の同調査より6ポイント増加しました。

「面接前日・当日のドタキャン辞退」については、83%が「辞退連絡はなかった(すっぽかし)」と回答。2018年の同調査より10ポイント増加しています。

選考辞退の理由は?

応募者の選考辞退理由を複数回答ありで尋ねたところ、最も多かった回答は「他社の選考を通過した・内定を取得した(78%)」。

「特に理由は聞いていない」と回答した企業からは、「理由の確認すらできない状況だった」という声も寄せられているそうです。

調査概要

・調査方法:インターネットによるアンケート

・調査対象:「人事のミカタ」を利用する直近1年以内に中途採用を実施した企業

・有効回答数:293社

・調査期間:6月11日~7月9日

<参照>