サガン鳥栖のゴール裏 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第28節終了時で19位(勝ち点24)のサガン鳥栖は、残留圏ギリギリの17位(勝ち点29)湘南ベルマーレと第29節で対戦(8月31日/駅前不動産スタジアム)。勝ち点6相当の価値がある“6ポイントゲーム”となった残留争いの一戦に1-2で敗れた。

 第27節の北海道コンサドーレ札幌戦(3-5)第28節のヴィッセル神戸戦(0-2)に引き続き勝利を手にすることが出来なかった鳥栖。7月6日第22節のアルビレックス新潟戦(4-3)で勝利を収めて以降、およそ2か月間勝利を挙げられていない。

 試合は立ち上がりから一進一退の攻防が続く中、前半31分に湘南のFW鈴木章斗に押し込まれ湘南に先制を許し前半を折り返す。迎えた後半に鳥栖は、名古屋グランパスから今夏に期限付き移籍で加入したMF久保藤次郎を投入。サイド攻撃が活発になると、後半39分、コーナーキックからDF木村誠二が頭で合わせ同点に追いついた。

 しかし、その3分後に鳥栖が自陣で失ったボールを湘南が回収。スルーパスを受けたFW福田翔生が豪快に勝ち越しゴールを決め、万事休す。残留を争うライバルとの一戦だっただけに、賭ける思いも強かったはずだ。

 試合後のドレッシングルームで鳥栖の木谷公亮監督は、選手たちにどのようなことを伝えたかとの質問に対し「辞めるか続けるかどちらなのかという話を皆でしました。下を向かずに続けていきたい」と答えている。

 1週間の代表ウィークを挟み、次節(9月13日J1第30節)の鳥栖は敵地で現時点14位の川崎フロンターレと対戦する。