慶応義塾大学のU19日本代表FW塩貝健人は、横浜F・マリノスの特別指定選手だったが、8月28日にNECナイメヘンへの加入が正式決定。チームメイトの日本代表FW小川航基が31日開催のオランダ1部リーグ戦でゴールを決めたが、ロジェール・マイェル監督が小川と比較しながら塩貝の良さについて語っている。
現在19歳の塩貝は、2024年1月に横浜FMの特別指定選手に。2027年シーズンからの横浜FM加入が内定していたほか、今季J1リーグ7試合の出場で1ゴールと早速頭角を現していたが、横浜FMと契約解除し海外挑戦に踏み切っている。
ナイメヘンの専門サイト『フォルツァNEC』によると、マイェル監督は加入発表から数日しか経っていないにもかかわらず、すでに塩貝を高く評価している模様。トレーニングでのパフォーマンスなどを踏まえて、以下のように語ったという。
「塩貝はここの環境に慣れないといけない。ただ、非常に才能のある選手で、フィジカル面はすでにかなり成熟している。まだ言葉が話せないが、幸いなことに彼のことを助けてくれるチームメイトが2人(小川、佐野)いる。最初の2回のトレーニングセッションで、彼は相当緊張していた。もちろん彼がヨーロッパでサッカーをするのは初めてだ。小川や佐野よりも性格が緩くて、オープンだ。木曜日(8月29日)の練習(11vs11)で、彼のクオリティーを感じた。自分自身のポジショニングについて理解している」
ナイメヘン加入会見で、欧州のトップクラブやUEFAチャンピオンズリーグ出場クラスのクラブからもオファーが届いていたことを明かした塩貝。31日のリーグ戦ではベンチ外だったが、小川とポジション争いを繰り広げる可能性も考えられる。