共同創業者兼CEOのS.Y. Lee氏はこのように述べる。

Storyのプラットフォームによって、クリエイターが創作した作品を、知的所有権を埋め込んだ“レゴブロック”として扱うことができます。もう弁護士を通す必要はありません。代理人を通す必要もなく、長時間を費やすビジネス交渉の必要もありません。ライセンスやロイヤリティ分配の条件を、小さな知的財産レゴブロックに埋め込むだけなのです。

知的所有権の未来

Image Credit: Story

Storyは知的所有権を作品にプログラミングすることで、柔軟な作品流通が可能になり、インターネットを“知的財産レゴランド”に変革する。知的財産は、さまざまな媒体やプラットフォームをまたがってリミックスされ収益化できるのだ。このようにしてStoryは、クリエイター主導の未来を開く。Lee氏は、このように述べた。

デジタルルネサンスが勃興するなかで、誰もがクリエイターになれるという素晴らしい時代が訪れています。しかし同時に知的財産が適切に収益化されないなら、それは長期的にはAIにとって自滅的な行動になるのです。

(文・五条むい)