地域社会の利便性に寄与するような空間を豊富に設置

 現在、イオンやイオンモールが開業するとなると、周辺地域では歓迎する向きのほうが大きいのか。また、その理由とはなんなのか。

「地方は車社会なので郊外にある商業施設でも車で気軽に行くことができ、今までは地域になかったような人気テナントも多数営業しているので、基本的には歓迎する向きが多いです」(同)

 こうしたイオン出店をめぐる地域の受け入れ方の変化の背景には、イオン側の取り組みなども要因としてはあるのか。

「店舗が立地する各地域で人気のある飲食店や特色のある店舗を入居させたり、地元の産品を販売したりと、地域に根差したテナント・売り場構成を意識しています。また、郵便局、自治体の出張所など公共性の強い店舗、複数の病院を集めたクリニックモール、スポーツ施設、ウォーキングコースなどのほか、地域住民が集うパブリックスペースを設けるなど、買い物目的の人以外も利用でき、公共的で地域社会の利便性に寄与するような空間を豊富に設置することにも取り組んでいます」(同)

(文=Business Journal編集部、協力=西川立一/流通ジャーナリスト)

提供元・Business Journal

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