この度、かねてよりTOCANAと関わりのある出版社の彩図社様から、2021年に発売された『怪しい噂の真相 禁断の雑学』の使用許諾をいただいた。まさに怪しい噂、雑学が目白押しの一冊には、知っているようで知らない興味深い知識が散りばめられている。今回は特別にTOCANA編集部おすすめの話題を抜粋して紹介する。
アカシックレコードは宇宙と人類の時を記録？
宇宙誕生から約１４０憶年が経ち、人類は地球上で７００万年もの歴史を育んできた。そんな宇宙と人類、そして個人の過去と未来の全てが記録されているとしたら？ そのような運命の保管庫を表す概念が「アカシックレコード」だ。
アカシックレコードは、簡単にいうとこの世のあらゆる運命を記録した別世界のデータバンクだ。この概念を最初に唱えたのは、神智学の創設者ヘレナ・ヴラヴァツキー。「アカシック」はインド哲学で虚空を意味する「アーカーシャ」が変化したもので、ヴラヴァツキーは全ての人間がこのアーカーシャ内の記録に従った人生を辿ると説いた。哲学者のルドルフ・シュタイナーはこの仮説をさらに発展させ、全宇宙の運命を次元の彼方に記録したものと信じた。この運命記録をアカシック・レコードと名づけたのも彼である。
アカシックレコードの概念は、催眠療法師のエドガー・ケイシーによって広められた。彼の治療や書籍が人気を博したことで、運命の保管庫の概念にも一部で支持が集まったのだ。
アカシックレコードには、一般人でも集合的無意識を通じてのアクセスが可能だといわれ、その気になれば書き換えもできるようだ。だが保管庫には嘘の情報も混じっており、書き換えは容易ではないらしい。そもそも科学的根拠はないが、信じるのも信じないのも個人の自由である。
（文：黒い雑学研究会）
続きは『怪しい噂の真相 禁断の雑学』でご覧ください。
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提供元・TOCANA
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