アサヒビール株式会社(以下、アサヒビール)と株式会社JTB(以下、JTB)は協業し、令和6年能登半島地震で被害を受けた旅館の再開支援と北陸の魅力を発信する取り組みを実施。

老舗旅館の名物だったというショーを、都内で再開するといいます。

プロにも選ばれる旅館が地震で休業に

能登半島にある和倉温泉加賀屋(運営:株式会社加賀屋)は、1906年(明治39年)に創業され、117年の歴史ある日本旅館です。これまでに「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選(主催:旅行新聞新社)」で総合1位を42回獲得しました。しかし、能登半島地震による大きな被害を受けて現在は休業中となっています。

和倉温泉加賀屋の休業によって、同館内の会場でディナーショーやイベントショーなどの幅広いジャンルのショーを展開し、特にインバウンド観光客から高い評価を得ていたという「加賀屋レプラカン歌劇団」も公演の機会が失われている状態です。

東京都内でナイトショー再開

そこで、アサヒビールとJTBは、和倉温泉加賀屋の復活を後押しするため、共創プロジェクト「上質なナイトタイムエコノミーの創出」の一部として、加賀屋レプラカン歌劇団の公演を東京都で実施することを決めました。

アトレ竹芝(東京都港区)1階「SHAKOBA」で、2024年10月から12月にかけてナイトタイムショーを開催します。

8月20日から、鑑賞チケットの販売が開始されました。

今後の展開

アサヒビール・JTB・株式会社加賀屋の3社は、公演を通じて北陸地域の魅力を発信し、能登半島地震からの復興支援に貢献するといいます。また、日本のナイトタイムエコノミーの価値向上にも寄与していく方針だそうです。

新たなナイトタイムコンテンツに取り組むため、観光産業における課題を共有し、国内外への接点構築を担っていくとのことです。

<参照>

加賀屋、アサヒビール、JTBが、ナイトタイムエコノミーを通じた北陸復興支援で10月から協業開始