1日シーバス43匹が多いのか少ないのかは人それぞれですが、欲張りなもので個人的にはもっと数を伸ばせたのになぁと後悔している部分もあります。以下、筆者が実践している数釣り対策やコツ、失敗例などをご紹介しましょう。
時間をかけずフックをはずす
ルアーを飲まれたり、トレブルフックが複雑に刺さったりした状態から素早くフックをはずすためには、使いやすいフックリムーバーが必須。ラジオペンチより確実にスピードアップします。手返し向上以外にも、手にフックが刺さりにくいので安全性も確保できます。
フックはこまめに交換する
この日はバラシやフッキングミスが20回以上はありましたが、そのうちいくつかはフック交換によって防げたかもしれません。ハリ先の鈍さはバラシやフッキングミスの原因になります。
毎投アタリがあるような、1秒でも惜しい状況でのフック交換はついつい後回しにしがちですが、「急がば回れ」。キャストしたい気持ちをグッとおさえて素早く交換すべし。5~6匹も釣ったら要チェックですね。
ノット回避のロングリーダー仕様
釣れば釣るほどリーダーにキズが入る確率は上昇。とくに、ルアーが口の中にフッキングした場合はダメージを受けやすいです。筆者はリーダーをかなり長めにとり、傷ついた部分を切り詰める余裕を残しておくことでノットの組み直しを回避しています。揺れるカヤック上でのノット組みは時間がかかるのに加え、酔っちゃいそうになりますからね。
ベイトタックルで3~5ヒロ、スピニングタックルはリールに巻き込まないギリギリの長さ。それに合わせて、ガイド径の大きなノット抜けの良いロッドを選んでいます。
いちいち計測しない
魚の体長を計測せずにリリースすれば手返しが向上するのですが、筆者の場合は1匹めのシーバスから欠かさずデータを記録しているので今さらやめることはできません……。記念になるようなサイズ以下の魚は計測しないという釣り人なら、もっと数を伸ばせることでしょう。