人口約14億人のインドでは国民の60%ほどが農村部に住んでおり、そのうち半数以上が「薬局や診療所が5km以内に存在しない」地域に住んでいるとされる。5億人以上に及ぶ人々に医薬品を迅速に届けるには、今ある道路を一刻も早く整備拡張するか、ドローンを活用することが現時点では有効と考えられている。

Image Credits :Skye Air Mobility

同社は実際にジャケットや給水チューブ、酸素キットなどの物資を被災地に輸送したことを報告。人命に関わる分野でのドローン活用が各地で熱望されているなか、緊急時の物資支援に対応できる性能をもつSkye Air Mobilityは存在感を示している。

なお、Skye Air Mobilityの製品はすでに2,150回のフライト、1万1,500kmの飛行距離、そして7,500kg分の配送を達成している。その実績を背に、Skye Air Mobilityは今回シリーズA投資ラウンドでの資金調達を完了した。

(文・澤田 真一)