「わからないことはまず検索」という今の時代、職場や友人関係の悩みもネットで解決できるのだろうか。何かの操作方法など、すでに世の中に答えのある問題についてはネットで解決できそうだが、人間関係の悩みは多種多様なため、検索しても答えは出てこない…と感じている人は多いと思われるが、検索して解決した人はいるのだろうか。今回はインターネットで悩みを検索した経験に関するアンケートについて見ていこう。
職場の悩みを検索したことのある人は約4割
「SEOの知恵袋」は、「パソコンやスマートフォンで調べものをすることがある」と回答した全国の50代以下の男女500人を対象にアンケート調査を実施した。その結果によると、「職場での悩みを検索したことがある」という人は39.0%で、職場の悩みを検索したことのある人は半数以下。社会人にとっては、キャリアと家庭についてが2大悩みだと考えていた筆者にとって、この結果は意外にも少ない、という印象だった。
どんな悩みを検索したかという内容について見ていくと、「業務上でのわからない操作」「上司への対応の仕方」「人間関係の悩みや社内規則が違反かどうか」「職場での喫煙」「仕事を失敗した時の解決策」など、人間関係や職場環境についての悩みが多いようだ。業務上の不明点は上司や同僚に相談すればいいのに…とも思うが、気軽に聞けない雰囲気なのかもしれない。
さらに、職場での悩みを検索した結果について見ていくと、「解決した」と答えた人は44.1%。半数近くの人が解決しているようだ。人間関係や職場環境などは決まった答えがあるわけではないが、同じような悩みを抱えている人の話を知れたことや、悩み解決のための道筋がわかり行動に移せたという人が多いようだ。
友人関係の悩みを検索した人は少なめだが、解決できた人は半数以上
続いての質問は「友人関係の悩みを検索したことはありますか?」。これに「ある」と答えた人は19.2%と、職場の悩みを検索した人の割合に比べて、ぐんと下がっている。悩みの内容を見ていくと「新しいクラスに馴染めない時」「相手が自分のことをどう思っているか」「友だちと好きな異性が重複したこと」「不仲になった友だちとの関係修復」「友人と喧嘩した時」など、友人とのトラブルや人との付き合い方など、さまざまな悩みを検索している様子。
一昔前であればこういった悩みは、他の友だちに相談するパターンが多かったようだが、複雑化した現代社会においてはそう簡単に悩みを打ち明けられないのかもしれない。
さらに、友人関係の悩みを検索した結果、悩みは解決したのかを聞いてみると、51.0%が「解決した」と回答。「友だちの作り方」を検索した人は「友だちになりたい人に話しかける」という解決策を、「友人と喧嘩した」を検索した人は「自分から謝ることを教えてもらった」など、わりと誰でも思いつきそうな解決策を見て、解決できたよう。
何はともあれ、検索で悩みが解決できるならこんなに楽なことはない。今ならchatGPTなど人工知能に頼るのもいいのかもしれない。ただし、その結果の責任は自分に降りかかってくることをお忘れなく。
出典元:【SEOの知恵袋】
※サムネイル画像(Image:Farknot Architect / Shutterstock.com)
文・ オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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