安全・品質管理の重要性

「他の大手流通チェーンに比べて、商品回収の頻度が多いように思います。業務スーパーのオリジナル商品はアジアやヨーロッパをはじめとする海外の工場・メーカーからの直輸入が多く、なかなか監視の目が行き届きにくいという面はあるでしょう。発売前にどこまで現物を検査しているのかはわかりませんが、すべての商品の中身を検査することは不可能なので、検査が不完全になっている可能性もあるでしょう。

 業務スーパーは安さを売りにする小売チェーンですが、食品の取り扱いにおいて品質の安全性確保は最優先すべきであり、多少のコストがかかっても取り組むべき事柄です。今の消費者は『安さ+安心・安全』を求めており、『安さ』だけでは消費者の信頼・支持を得続けることはできません」(流通ジャーナリストの西川立一氏/23年10月3日付当サイト記事より)

 大手小売チェーン関係者はいう。

「全国各地で毎週のように新規出店をして拡大路線を緩める気配は見えない。ほぼ全店舗がFC店なので、本部としては出店すればするほど売上と利益が伸びることになるが、その一方で安全・品質管理がおざなりになってしまっていないかが気になる」

(文=Business Journal編集部)

提供元・Business Journal

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