自身の成長をうながしながら、キャリアを形づくろうと常に「目標」を定めて働くことが、性別を問わず求められる昨今。「ジェンダー平等」を実現しようと、社会や企業においても変革期を迎えていますが、性別を問わず「キャリアの悩み」は少なくありません。

かなテラス(神奈川県立かながわ男女共同参画センター)は、総就業年数3~7年目程度の女性を対象に、初期キャリアの形成を支援するというセミナーとキャリアカウンセリングを10月に実施します。

キャリアビジョンが見えない……?

20代のビジネスパーソンは将来のキャリアをどのようにとらえているのでしょうか。

株式会社あしたのチームが実施した調査によると、現在の勤務先でのキャリアビジョンが「見えていない」という回答が6割超を占めています。

また、その理由をたずねると、「自身のライフプラン(移住・留学・結婚・出産・子育て・介護などの予定・計画)が見えないから」がトップとなったようです。

やはり、20代の女性にとっては結婚や妊娠・出産など暮らしや働き方、キャリアに大きな影響を及ぼすライフイベントに直面する可能性が高いことは間違いありません。

この調査は、全国の中小企業(社員数300人未満)に1年以上勤続する20~29歳の正社員男女300人(男性:138人、女性:162人)を対象に行われました。

未来の‟ありたい私”を描くために

かなテラスは、初期キャリア期における仕事や職場環境を、女性の将来のキャリアに大きく影響を与えるものととらえています。

ライフとワークのバランスをとりながら、キャリアデザインのヒントを見つけてもらいたいというこのセミナー。具体的には、10月18日(金)10:00~16:30に、セミナーを実施。株式会社キャリア・ブリッジ代表取締役・キャリアコンサルタントの片岡裕子氏が講師を務めるといいます。

後日、セミナー参加者を対象としたキャリアカウンセリングが行われます。カウンセリングは1人あたり50分を予定。セミナーのみの参加も可能だといいますが、セットでの受講が推奨されているようです。