ブレーキフルードも、高温で劣化するため、定期的な交換が必要です。ブレーキフルードの劣化は、ブレーキの効きが悪くなるだけでなく、ブレーキ系統のトラブルに繋がる可能性もあります。

サーキット走行後は、ブレーキパッドやディスクの摩耗状態、ブレーキフルードの状態などを確認し、必要に応じて交換や修理を行いましょう。

サスペンションの調整

ダンパー設定の確認

サーキット走行では、路面状況や走行速度が変化するため、サスペンションのダンパー設定を走行条件に合わせて調整することが重要です。ダンパー設定は、サスペンションの伸び縮みの速度を調整することで、乗り心地や走行安定性を変化させることができます。

サーキット走行後は、走行中の状況や自分の感覚を参考に、ダンパー設定を再確認し、必要に応じて調整を行います。ダンパー設定を適切に調整することで、次回の走行での安定性が増し、より快適なライディングを楽しむことができます。

フォークオイルのメンテナンス

サーキット走行では、フロントフォークに大きな負荷がかかるため、フォークオイルの劣化が加速します。潤滑性能が低下し、フロントフォークの動きが渋くなり、フォークオイルの粘度が低下すると、衝撃吸収性能が低下し、乗り心地が悪くなります。

そのため、サーキット走行後は、フォークオイルやフォークシールの状態をチェックし、汚れや漏れがあれば交換が必要です。適切なフォークオイルの状態は、乗り心地に大きく影響するため、定期的なメンテナンスが重要です。

リアサスペンションの点検

サーキット走行後は、バネやダンパーの状態を確認し、必要に応じて調整することが重要です。リアサスペンションのバネが劣化している場合は、交換が必要ですし、ダンパーの性能が低下している場合は、オーバーホールが必要となる場合があります。リアサスペンションの状態が悪いと、走行安定性が悪くなり、乗り心地も悪化します。快適な走行のために、リアサスペンションの点検と調整は欠かせません。

エンジンのチェック

エンジンオイルフィルター