ロバと馬の間に産まれるラバ、ライオンとヒョウの間に産まれるレオポンなど、近縁種の間には両者の特徴を供えた交雑種が産まれることがある。だが先日、海外の水族館にてエイがサメに妊娠させられた!?という前代未聞の事件が起きた。
先日、アメリカはノースカロライナ州ヘンダーソンビルにあるサメの研究所に併設された水族館にて、驚くべき報告がなされた。水族館を運営するチームECCOが超音波スキャンを実施したところ、シャーロットと名付けられたアカエイが妊娠していることが判明したのである。
アカエイは種類によってはメスがオスの精子を体内に蓄えておくことができるものもいるというが、今回の事例ではシャーロットのいる水槽にはオスのエイは一匹もいなかったのである。その代わり、オスのサメが1匹だけ同じ水槽で飼育されていた。そのため、前代未聞のエイとサメの交雑種が産まれるのではないかと注目を集めているのだ。
ソールズベリー大学のノア・ブレスマン助教授(生理学)によれば 「サメとエイは同じ軟骨魚類ですが、人間とヘビと同じくらい遠い関係にあります」と述べており、本来であれば交雑種が産まれることはないという。
ではなぜこのエイは妊娠したのか。一つの可能性として、エイが受精せずに胚を作る単為生殖を行った可能性が上げられている。サメの仕業よりは理にかなっているものの、いずれにせよ非常に珍しい現象である事は間違いない。
水族館の職員らはシャーロットの経過観察を行い、子供が無事に産まれてくるまで見守る予定だという。世界初のサメとエイのハイブリッドが誕生する日も近い?
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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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