■逆に「合格率下がる」
話を聞く限り、電卓ユーザーにとっては「試験でメモをとる」という発想が、そもそも存在しない印象を受けた。
そこで質問を変え「なぜメモ用紙を使用しないのか?」でなく、「メモ用紙を使用すると、試験にどのような影響があるのか?」と尋ねてみることに。
すると、日本電卓技能検定協会からは「技能を判定する検定試験では制限時間内に、正確に速く計算できるかが勝負です。解答記入以外にメモをとっていると、時間が足りなくなる可能性が高いです」と、衝撃的な答えが返ってきたのだ。
担当者はさらに「難易度が上がる・下がるとは別の問題と考えておりますが、もしもメモをとって同検定に臨んだ場合、合格の可能性は変わらない、もしくは低くなるのではと考えています」とも推測していた。
そう、電卓はメモをとるほんの数秒の時間が命取りとなる、非常に過酷な「スポーツ」のような側面を持っていたのだ。いつの日か、電卓がスポーツとして認定される日が来るかもしれない?
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