黒坂岳央です。
昨今、あちこちでハッキング被害から個人情報流出が問題になっている。最も憎むべきは流出してしまった企業ではなく、ハッキングを仕掛けてダークウェブに流出させたハッカーなのは間違いない。しかし、個人的にできる防衛策はたくさんある。その一つがパスワードを強力にし、使い回さないということだ。
しかし、セキュリティソフト大手トレンドマイクロの「パスワードの利用実態調査2023」によると、Webサービス利用者の83.3%が複数のWebサービスで同じパスワードを使いまわしているという。これでは1つのサイトからパスワードが流出してしまうと、被害に遭う可能性が高まる。
パスワードの使い回しのリスクを甘く見ないほうがいい。
パスワードの使い回し何が起きる?ではパスワードの使い回しをするとどんなリスクが起きてしまうのか?複数あるのだが、クレジットカードの不正使用や個人情報流出、またはSNSアカウントの乗っ取りやECサイトでの不正購入やポイントの不正使用などである。
自分も過去に何度か被害に遭った経験がある。クレジットカードで勝手に買い物をされてしまったり、海外サイトで会員登録をしてからそれ以降やたらと迷惑メールが届くようになってしまった。こうなると迷惑メールが来る度に内容を見極めて削除したり、クレジットカード番号の変更を余儀なくされる。結果、ムダな労力を使わされてしまうのだ。
一度、流出した情報は取り戻すのが極めて困難である。そのため、たとえ流出しても問題がない信用のおけるサイトを選び、パスワードの使い回しをやめることが重要だ。そしてパスワードは複雑化する。さらにメインのメールアドレスは買い物で使わない。そうすれば被害は最小限に留まる。