FC東京所属のブラジル人DFエンリケ・トレヴィザンは、今月5日にYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド1stレグのサンフレッチェ広島戦を控える中、FC東京残留を熱望している模様。日本でのプレーに対する特別な思いを語ったという。
トレヴィザンは2021シーズンに大分トリニータの主力選手として活躍した後、2022年1月にポルトガル1部エストリルからFC東京へ完全移籍。加入1年目こそ左肩脱臼によりリーグ戦で6試合の出場に終わったが、翌2023シーズンはDF木本恭生やDF森重真人らとポジション争いを展開。すると今季はここまでリーグ戦13試合でスタメン出場と、レギュラーに定着している。
ブラジルメディア『AV Assessoria』で今月3日に掲載されたインタビュー記事によると、日本で4年目のシーズンを迎えているトレヴィザンは、「Jリーグのプレースタイルもそうだけど、日本の文化や生活環境にかなり適応できたね。とても住み心地の良い国だよ」と、日本での順調ぶりをアピール。
「今までのクラブでもスタメンで起用されることが多かったし、ひとりの選手や人間として成長してきた。僕は常にベストを尽くすように努めている。神様が許してくれるならば、出来るだけ長くここでプレーし続けたいね。僕も家族も日本が大好きなんだよ」と好意的なコメントを残したという。
ただ一方で、自身の出身地であるパラナ州でのプレーを視野に入れている模様。「パラナ州でプレーしたことがないけど、いつかはプレーしてみたい。とても好きな場所だし、オフはいつも家族や友人に会いに行くからね」と、将来的な地元凱旋も描いているようだ。
トレヴィザンは今季開幕前にも、ブラジルメディア『VAVEL』のインタビューで「FC東京は僕をとても温かく迎え入れてくれた。選手が良いプレーをするために必要なすべての環境を提供してくれるし、もっと長くクラブやチームメイトのために働きたい」と意気込んでいた。同クラブのファン・サポーターも、このブラジル人センターバックの残留を望んでいるにちがいない。