有料動画配信サービスを手掛ける『株式会社U-NEXT』は今月8日、ラ・リーガ(スペイン1部)中継の実況・解説者として倉敷保雄氏、小澤一郎氏、桑原学氏を独占したと公式発表。一部で『FOOTBALL FREAKS(フットボール・フリークス)』をはじめDAZN制作コンテンツの縮小を懸念する声が上がる中、桑原氏がサッカーファンの不安を一蹴している。
『U-NEXT』は2023/24シーズンから5シーズンにわたるラ・リーガの放映権を獲得。2023/24シーズンに関しては、リーグ戦全380試合をライブ配信するほか、約130試合を日本語の実況と解説付きで放送。これまでDAZNのラ・リーガ中継に出演していたアナウンサーの倉敷氏、桑原氏、そしてジャーナリストの小澤氏が揃って『U-NEXT』へ“移籍”する形となった。
DAZN制作番組『Jリーグジャッジリプレイ』の司会でおなじみの桑原氏は、自身のX(旧ツイッター)を通じて以下のようなコメントを残している。
「この夏は選手と同じ貴重な経験をしました。熱心なオファーをいただき、暫く本当に悩みましたが、新シーズンからラ・リーガの試合中継に関してはU-NEXTさんでお世話になります。Jリーグやリーガ以外の欧州中継、番組等に関してはこれまで通りです。今後も与えていただいた場所で全力を尽くします」
またサッカーファンからDAZN制作番組『La Liga FREAKS(ラ・リーガ・フリークス)』の存続を心配する声が届くと、「DAZNさんのご厚意により、フリークスは継続させていただきます。よろしくお願いします」と言葉を返した。
衛星基幹放送事業者の『株式会社WOWOW』にかわり、今季から『U-NEXT』が参入したラ・リーガ中継視聴者の争奪戦。『U-NEXT』による実況・解説者の独占が話題を呼ぶ中、DAZNの今後にも注目が集まる。